「安定した地盤」は安全な住まいづくりの基本です。

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2015年04月 アーカイブ

2015年04月08日

島旅行

日本本島のはるか西の島に向かう機はもはや着陸間近で
窓の外にまるまると見える太陽の位置から時間は昼下がりといったところ。

今月は工事・SS調査担当の武田が昨年訪れた旅行先での出来事をレポートします。

思い立って妻との旅行を企画し
とんとん拍子に進んだ旅行計画はまさかの段取りの良さで
出発前日は二人してまるで風呂上がりのようにのぼせ上がるありさまでした。

座席予約時の窓側席獲得のじゃんけんには完敗したものの
公正な夫婦間交渉の結果手に入れた窓側席の権利
こじんまりとした窓から目の当たりにする島の眺望は
晴れ上がった空の後ろ盾もありまさに壮観そのもの。

 その興奮度たるや、恥ずかしいからそわそわしないでと
妻に口をとがらされようがお構いなしで
こちとら飛行機などそうそう何度も乗れるものではないと開き直り
後部座席でもどうやら誰かが同じように“じっとしてなさい”と
小言でちくりとやられているのも手伝って

調子づいた僕は客室乗務員さんの吊りあがった目じりに萎縮するまで
おでこが窓に張り付いていたのに気づかないほど。
ここが映画館ならば確実に後ろの席から蹴りが入っているはず。

 こちらをひと睨みした客室乗務員さんは瞬く間に
天使の笑顔で着陸のアナウンスを始め
同時に眼下に島の飛行場の全容が飛び込んできたのと
ほどなくしてふと気がかりな点が。

 海に着陸しようとしています。

 海岸線に平行にへばりつくような位置に建設された飛行場で
飛行機の進行方向右側が島、左側はどこまで行っても太平洋で
その先に見えてくる陸地はアメリカ合衆国という位置関係。

飛行場を少しずれて海岸線に着陸するなどというささやかな次元ではなく
アクセル全開で大海原を猛進、飛行場完全素通りを決め込んだかのような
スピードと方向に頭の中は『?』マークがずらり。

一発勝負のじゃんけんであっさり負けたのを認め
窓側席の交渉などせず勝敗どおり通路側でおとなしくビールでも飲んで昼寝するべきでした。

右旋回、おまけに急旋回、そして一気に降下。

この着陸進路を設定する段階で航空関係者の誰も不平を鳴らさなかったと
首をかしげるほどの強烈なG、ここがUターン禁止場所であるなら
パイロットはきっちりキップを切られます。
手前からではなく、回り込んで奥から着陸するという
小学生の足し算でも燃料の無駄だと分かる進入路に
どことなく大人の事情が垣間見えるひとときでした。

ただ、低高度で島の様子を見渡せたことが、旅行最終夜の
普段着タクシー運転手の話を誇らしげに聞くことにつながったのですが。

着陸するために右に旋回中、島のあちらこちらに不思議な形をした
車二台を止められるほどの四角の土地が目に飛び込んできました。
というより紛れもなく辺り一面に点在しているので生彩を放っていると例えた方が正しいです。

お墓かな? 妻に話しかけるまでもなく、後部座席の男の子が
母親にお墓がたくさんあると色めき立っており
この子がついさっき同じように小言を言われていた
張本人かと思うと顔が見たくて仕方がなく我慢できず
思わず振り返ったらその五歳くらいの男の子ににっこりピースされ
妻から左横腹にパンチを食らい、五歳児は後ろで怒られる。

猫はこたつで丸くなるような一連の流れののち、何事もなくたんたんと着陸しました。

のんびりした島の時間でしたがあっという間の時間でもあり
楽しかった旅行も最終日前夜、居酒屋自慢の島のお酒で
千鳥足になってしまったのでホテルまでの徒歩は断念することに。

コンビニで時間をつぶしていたタクシーに乗車したはいいが
普段着タクシー運転手の口の止まらないこと止まらないこと。
しっかり息つぎをしているのか心配なほど。

ありったけの島の自慢話しを一方的に浴びせかけられましたが、――といっても
ほとんどがお酒と音楽の自慢でした――、得意がるわけでもなかったので
心地よく聞いていたところ、着陸時に見たお墓のようなものについて
語り始める普段着タクシー運転手。

五歳児の直観は大的中で、まさしくお墓でした。

運転手が言うには、お墓の下は何度も押し固めて
ぐり石を隙間なく敷き詰め、さらに踏み固める。

地震が来たり台風が来たりしてお墓が傾かないように。

住まいではなくお墓だから思わぬ事態になっても
誰かが怪我するというわけではないけれど
亡くなったおじいちゃんおばあちゃんが悲しまないように、と。

これはすこし意味合いが違うのかも知れませんが
浪速試錐工業所の経営理念の一つにある
『私たちの仕事は成果が見えにくいため、
お客様から信頼の得られる正直な仕事をします』という項目が頭をよぎり
仮に島の住人が補強工事に携わったとしたら自分自身の家であろうと
他人の家であろうと工事の手を抜いたりしないのではと
普段着運転手のマシンガントークを聞きながらなぜだか郷愁にかられました。

このまま気持ちよく話させるとそれこそ島を三週しそうなほど
意気揚々としていたので、僕は寝たふりをしましたが。

旅行最終日前夜、思わぬところで仕事と向き合う姿勢にメスが入り
唐突にお祭り気分から現実に戻されたという出来事でした。

今季も残り三か月、来季に関してもしっかり念頭に置き、ラストスパートします。
以上、武田でした。

次回はボーリング班の現場員がお伝えします。

2015年04月20日

社員旅行

今回は久しぶりの飛行機の旅となりました。
熊本空港に降り立ち、阿蘇山の麓の湯につかり
おいしい馬刺しをいただきました。

二日酔いなのかトロッコ列車の揺れなのか分からないままに
渓谷の続く中、阿蘇の周辺をトロッコでゆっくり走り
ランチではあか牛と郷土料理を堪能しました。

ラストは熊本城へ

次回も楽しい旅行が出来るよう、しっかり頑張りますので
今年度も宜しくお願い致します。 

社員一同