平板載荷試験
すっかりご無沙汰しております。
あったかい日が続き過ごしやすい日々の中から
本日の生中継は「平板載荷試験」に関してお送りします!
まず、「平板載荷試験」とは・・・?
地盤の地耐力を調べる試験です。
標準貫入試験(ボーリング)やスウェーデン式サウンディング試験が
深度方向を調べるのに対し、地盤の面の部分を調べます。
主に上の図のような擁壁の底盤や基礎下直下の
地盤の支持力を確認したい時に実施する試験です。
ですので実際に試験をする際には擁壁の底盤や基礎下まで
掘っていただいてそれから試験のセッティングを行います。
基礎の底盤の面の部分(上のイラストの白線部分)に
載荷板を置き、設計荷重に応じた反力
(重いもの、ほとんどがユンボを使用)を用意し
その間にオイルジャッキを置き、その他荷重計などをセットして
4ヶ所のゲージで沈下量を測定します。
載荷(荷重をかける)の方法は、設計支持力の3倍以上の荷重を
最大載荷荷重として30分づつ6~8段階(回)、載荷板へ徐々に荷重をかけ
載荷板の沈下量を測定し、基本的には沈下量が3cm以下であれば
地盤の支持力に問題がないという判定になり
3cm以上沈下した場合には支持力が足りないという判定になります。