今回は安息角(アンソクカク)のお話です。
まず、「安息角」とは・・・・・
力学用語でもあるのですが、地盤用語としても
使われます。
さて、どんな意味でしょうか?
これは、土が自発的に崩れることなく安定を保つ
斜面を表します。
わかりやす説明すると、土の詰まった四角いハコを
地面にひっくり返すと形が崩れて山形になります。
この山形の斜度がいわゆる「安息角」で一般的に
地面を水平として30度の角度といわれています。
土砂崩れになった際、四角いハコのかどの部分は
崩れて流れてしまいますが、山形の部分は土として残り
その上の建物も残るというわけです。
丘陵地であったり擁壁(ヨウヘキ)が関わる建物を
建てる際には、安息角への配慮が必要で深基礎にしたり、
鋼管杭打設をしたりとなんらかの対策をします。
それにより、土砂崩れがおきたとしても、
とりあえず家は残というわけです。
次回のブログでは
その「安息角」に絡む工事レポートをお届けします!
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